10月3日、横浜のロイヤルホールヨコハマで開催された中小企業省力化投資補助金セミナーに参加しました。
これは、中小企業庁のHPで9月12日に発表されていましたが、全国47都道府県で開催されているようです。国はこの補助金に力を入れている(テコ入れ(?))ということがよく分かりますね。
中小企業省力化補助金とは、人手不足に効果があるロボットやIOT等の製品を導入するための経費を国が補助することによって、簡易で即効性のある中小企業の省力化投資を促進し、売上拡大や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とした補助金です。今年度から開始されました。
中小企業庁がこの補助金の呼称を「カタログ型省力化補助金」としているように、人手不足解消に効果がある汎用製品を「カタログ」に掲載し、中小企業等が選択して導入できるようにするということが売りと言えます。
対象製品でイメージしやすいのは、何といっても「配膳ロボット」ですね。ガストなどで見かける猫型ロボットの「ベラボット」はおなじみです。
セミナーのプログラムは、次のとおりでした。
- 挨拶①:神奈川県中小企業団体中央会 次長
- 挨拶②:中小企業庁 生産性向上支援室長
- 講演①「中小企業における人手不足への取り組みと中小機構の支援施策」:中小企業基盤整備機構 関東本部課長
- 講演②「人手不足に効く!中小企業省力化投資補助金活用法」:中小企業省力化投資補助金事務局
- 講演③「スムーズな交付申請について」:神奈川県中小企業団体中央会
特に、講演③「スムーズな交付申請について」は分かりやすく、懇切丁寧な説明だったと思います。内容は、次のとおりでした。
- 申請のポイント
- 応募・申請の流れ
- 計画書作成の留意点
- インフォメーション窓口のご案内
このうち、計画書作成の留意点では、実際に作成する際のポイントについて具体的に説明されていました。従来の補助金と比較しても、計画書作成の負担を減らすように工夫しているそうです。
このカタログ型省力化補助金については、申請の締切を止めて随時の申請できるようになったり、各申請における補助額の合計が補助上限額に達するまでは複数回の申請ができるようになる予定であるとか、どんどん見直し・改善がされているという説明でした。